バイオミュータント【Xbox版】レビュー!前評価は高いフルプライスのインディーゲーム!出来もインディー並み…?

二足歩行の動物が走り回るオープンワールドアクション「バイオミュータント」は人が出てこず、全て動物です。

カンフーパンダやズートピアみたいな世界、といえばわかりやすいですね。

トレイラーやプレイ動画を見て予約して買った本作ですが、個人的には上と中の間ぐらいのゲームでした。

良い点も悪い点もありましたが、35時間ほどプレイしてエンディングまでは到達しましたので、レビューしていきます。

バイオミュータントのレビュー!前評判に期待しすぎると…

アイディアは良かった。

やりたいことがわかるけど、チープ感も否めない。

聞くところによると、20人ぐらいの小さなスタジオが数年かけて初めて作ったゲームらしい。

とはいえフルプライスなので、評価はどうしてもきつめになるのかも。

この手のゲームの指標の一つが「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」だと勝手に思っていますが、バイオミュータントにはブレワイを意識したと思えるところが多々あります。

これが、逆にブレワイと真っ向から比較する結果となってしまっているのではないかと思います。

バイオミュータントのここがダメ:ナレーション

主人公も他の登場人物も、私たち(プレイヤー)が理解できる言葉を話しません。

なので、オートマトンというお供のバッタロボットみたいなやつが翻訳している、という設定らしいです。

最初はその設定にすら気づかず「誰が喋っとんねん」と思っていました。

なので、声優さんもメインはそのバッタロボット。

ほとんど一人でずっとしゃべってます。

通訳みたいなものですね。

なんでこの仕様にしたのかなぁ……

すごくとっつきにくかったです。

『「○○」と言っているぞ』みたいなのが多いです。

バイオミュータントのここがダメ:会話が成り立たない

最初は訳がおかしいと思ったんですよ。

会話中に選択肢が出てくるんですが、何を選択しても、見当はずれな答えが返ってくるんです。

最初は「日本語字幕」+「日本語音声」でプレイしていたのですが、会話が意味不明。

それに、技を出した時のナレーターの「バーン!」という謎のシャウトが嫌になり、「これは日本語訳が変だから会話が成り立たないんだ」と思い、「英語音声」+「日本語字幕」に切り替えました。

「バーン!」はなくなったのですが、英語で聞いてもやっぱり会話が成り立っていない。

「お前に助けてほしいと言っているぞ」⇒「助けよう」を選択⇒「あの宝物は大切なものだと言っているぞ」

みたいな会話です。

途中で聞くのがめんどくさくなって、会話はほとんど飛ばしまくっていました。

日本語訳云々よりも、元の会話が意味不明、というかきちんとストーリーテリングできていない。

ここまでくるとある意味苦痛でした。

バイオミュータントのここがダメ:感情移入できない

ゲームの目的は明確で、世界を支えるでっかい木があって、その根っこをワールドイーターって大きな怪物がかじってるので倒さないといけない。

それに加えて、6つの部族とも征服するか話をつけるかで平定しないといけない。

あと両親の仇もいるから倒そう。

という感じ。

まず、主人公がいままでどこに行っていたのか、どうやら記憶をなくしているらしいが何があったのか、何の説明もありません。

唐突にゲームがスタートして、よくわからない過去の回想なんかを見せられます。

よくわからないうちに世界を救わなければいけないってなって、ついでに部族(トライブ)とも戦おう、って話なのですが、すべてが置いてきぼり。

サイドクエストも豊富にありますが、ほとんどが「○○が必要なんだ」「取って来よう」「明日はきっと晴れるよ」みたいなつながらない会話を聞きながら、お使いをするだけです。

感情移入ができないから、面白いサイドクエストもない。

ウィッチャー3やサイバーパンク2077が悪いところもありながらも面白いゲームだったのは、バラエティ豊かなサイドクエストがあったから。

時に笑い、時に悲しみ、時に怒るようなクエストがゲームを彩っていたのに、バイオミュータントは会話が成り立たないせいで、どのクエストも結局お使いでした。

バイオミュータントのここがダメ:移動手段

ファストトラベルが超便利。どこからでもファストトラベル目印に移動できる。

これは便利ですが、もちろん普段の移動は歩く、走る、乗り物に乗る、のどれかです。

歩くときは二足歩行、走るときは獣らしく四足で走ります。

馬?みたいな動物にも乗れるのですが、どれも速度が大して変わらない……

「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」や「ウィッチャー3 ワイルドハント」の馬は、走るボタン押しっぱなしで道に沿って走ってくれましたし、移動速度も徒歩やダッシュよりも速く、使う意味がありました。

バイオミュータントはその辺が超微妙。

ロボットや気球(飛行船?)に乗ったりもできるのですが、場所が限られているのでそれほど出番があるわけではありません。

水の上は水上ジェットなので、そこだけは快適でした。

また、ジャンプからグライダーがあります。モロにブレワイ。

しかもブレワイほど快適じゃない。

意識してブレワイに寄せてきているので、どうしても比べてしまいますが、グライダーが出るまでが遅く、着地時に踏ん張ります。

これが結構ストレス。

ブレワイはちょっとした高台からジャンプしてグライダーで滑空、スタミナが切れる前にグライダーを閉じて、着地前にもう一度、みたいな快適な使い方ができました。

バイオミュータントは落下ダメージはないですが、グライダーをバンバン使ったりができません。

「ブレワイみたいに使いたい…」と思わせてしまっている時点で失敗じゃないでしょうか。

もっとオリジナルが良かったのに……

バイオミュータントのレビュー!オリジナルさは楽しい!

会話が成り立たない、感情移入ができない、という点を除けば、小さなスタジオが作ったとは思えないよくできたゲームです。

そのスタジオが初めて作ったとは思えない完成度の高いゲームでした。

気に入ったところを紹介します。

バイオミュータントのここが良い!:いろいろ改造!

武器に防具に、アップグレードできます。

武器はパーツごとに組み合わせていろいろな武器を作ることができます。

アイテムは無限に持てるので、いっぱい集めて武器を作っていくのが楽しいです。

特定のジョブの特定のスキルがバランスを壊していますし、特定の伝説級の武器を取ってしまうと、他の武器が必要なくなったりしてしまいますが、それまでは楽しいです。

いつでもすぐにとっかえひっかえ作れるのは良かったです。

バイオミュータントのここが良い!:アクション!

戦闘システムは、デビルメイクライ+バットマンアーカムアサイラムみたいな形で、ホーミングがすごく効くので、敵の方向にざっと移動して攻撃、離れて射撃、という形でスムーズに戦えます。

スキルもあって、組み合わせながら戦うとそこそこ格好よく戦えます。

これも、バランスを壊す武器を取るまでの話で、結局遠距離の射撃が最強なのは、ちょっとどうなのかなぁという気もしましたが。

バイオミュータントのここが良い!:雰囲気

よくわからない評価かもしれませんが、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を意識した作りなのは間違いなく、初めてブレワイをプレイした時の感動に近いものは感じました。

「あの見える丘の向こうに行ってみよう」

「向こうに見えるあの建物はなんだろう」

と、序盤の冒険している感がたまらなく楽しかったです。

まだマップに表示されていないエリアをうろうろ探索する楽しさを、久しぶりに感じたゲームでした。

後半になると、ファストトラベルばかりでゆっくり見て回ることもなくなるんですが。

バイオミュータントのレビュー:まとめ

一言で言うと「おしい」

ポストアポカリプスの世界観で動物が主人公、ロボットもいて、となるともっといろいろできたと思うのに、ブレワイをはじめとした有名ゲームのところどころを集めただけっぽくなってしまったのが残念でならない。

素材、アイディア、システム、意気込み、いろいろな「点」はよくできていたのに、それらを「線」でうまく結べなかった印象のゲームです。

もっとストーリーに力を入れて、感情移入できる興味深いクエストがあって、キャラをしっかり立たせてくれるような「2」が出るのなら、予約してでも買います。

一周はそこそこ楽しんだので、個人的には満足なゲームです。

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