Halo ReachはHalo1の前日譚として、惑星リーチでの戦いを描いています。
Halo1はリーチでの敗戦からスタートするので、その時点で「負け」が確定している状態ですね。
マスターチーフじゃないスパルタンの部隊「ノーブルチーム」の戦いを描いた「Halo Reach」をレビューします!
エンディングは好評ですのでネタバレはしません!ぜひあなたの目で見てください!
Halo Reachは新しい形のHaloを提案!
Halo Reachは、ノーブルチームという部隊の話になるので、これまで一人で戦っていたマスターチーフとは違い、チームで行動します。
なので、自分以外のNPCと共闘する形になるので、結構斬新です。
キャンペーンもチーム主体となっているものが多く、乗り物に複数で乗り合わせたり、自分が1台に乗り込むと、他の隊員が勝手に別の1台に乗ってついてきてくれます。
無線もバンバン入るので、「チームで作戦を遂行中」感がとても出ています。
ハンター(正面からだとダメージが入らない敵)でも、チームのメンバーが後ろに回り込んでくれたり、逆に注意を引き付けてくれて弱点の後ろが見えるようになったりと、とても斬新で楽しめました。
ハンター嫌いなんですよ…
このチームの方式はHalo5に受け継がれたんだと思います。(開発は変わっていますが)
Halo Reachのストーリーはこれまでで最高!
話は変わりますが、みなさんの好きなスターウォーズってどれですか?
私は「スターウォーズ:ローグワン」です。
ええ、スピンオフが一番好きなんですよ。
ファンの、ファンによる、ファンのためのスターウォーズ、そしてローグワンと名乗った部隊の戦いを描くあのスターウォーズが、最高のスターウォーズだと思っています。
エピソード4へとつながるための非常に大きな一作ですが、もちろんスターウォーズを見たことがない人からすると面白みがわからない作品でもあります。
Halo Reachはまさにローグワンと同じ。
ファンしか楽しさがわからないですが、ファンだからこそ一番に上げられるHaloだと思います。
人類が負けた惑星リーチでの戦い、ファンならすでにそれが負け戦なことがわかっているんですよ。
ローグワンでデススターの弱点を同盟軍に届けたように、Halo Reachでは人類勝利の要となるAIをUNSCに届けることになります。
まぁ、ここまで言えばファンなら何のことを言っているかわかりますよね。
人類を救う任務を担うノーブルチーム、Halo1ではマスターチーフしか登場しないスパルタン。
カタストロフィを感じないわけないじゃないですか。
個人的には、もうちょっとキャラを掘り下げてくれても良かったんじゃないかと感じましたが、最後までどっぷり楽しめました。
エンディングは、ギネスの「最も素晴らしいゲームエンディング TOP50」の2012年のランキングで2位に選ばれたほど。
前評判は聞いていましたが、最後になって「おおぉ」と思わず声が出ました。
映画とは違う、ゲームと言う表現方法を使ったグッとくるエンディングでした。
Halo Reachはストーリーの補完
Haloはアメリカではマリオクラスの誰でも知ってるゲームです。
残念ながら日本ではXboxが流行っていないこともあって、一部のゲーマーしか知らないゲームになってしまっています。
ゴリゴリのSFだし、マスクを取らないおっさん(想像)が主人公だし、日本で流行る要素が少ないゲームではありますが、もっと日本でもファンが増えてほしいゲームです。
その中でもHalo Reachはストーリーもゲームとしてのバラエティの豊かさも、非常によくできていますが、前述したローグワン同様、「ファン前提」なゲームです。
何かの間違いでHalo Reachだけプレイした人がいたとしたら、結構ついていけません。
(全シリーズに共通して言えることでもありますが…)
Xbox Game Passにある「Halo マスターチーフコレクション」では、Halo1、2、3、ODST、Reach、4が遊べます。
全部ストーリーだけプレイするとしても結構な時間になりますし、個人的には1は古いゲームだけあって、そこそこ大変でした。
ただ、だからこそ、Haloは1から順に3までプレイして、その後にReach(ODSTはあまりやらなくてもOK)、そして4、5、Infiniteとプレイすると、もうHaloの世界にどっぷりです。
Halo Reachは未プレイでもマスターチーフの話には問題ないとは言えるのですが、コルタナを作った博士(4以降で登場)との絡みや、世界観を知る上で重要なスピンオフだと思います。
Halo Reachのレビュー!まとめ
マスターチーフは出てきませんが、個人的に最高のHalo。
ただ、やっぱりファン前提なのは否めない。
逆に、ファンなら絶対プレイすべきHaloです。