Halo Infinite(キャンペーン)のレビューと感想!オープンワールドはまるでゼルダBotW!

Halo InfiniteはXbox Series X/Sのローンチタイトルになる予定が、結局1年遅れでのリリースとなりました。

先にマルチプレイが無料で公開され、その後にキャンペーンが追加されました。

Xbox Game Pass加入者ならデイワン(発売日)でプレイ可能です。

最初のデモ公開時にはグラフィックなど賛否両論がありましたが、キャンペーンはオープンワールドとなり、発売まで1年伸びた分の期待値をも上回る出来でした!

Halo Infiniteのキャンペーンのレビューをお伝えします!

Halo Infiniteのキャンペーンのストーリーは、ちょっと残念

Halo InfiniteのキャンペーンはHalo5からのそのままの続編なのかと思わせておきながら、ストーリー的にはスピンオフのHalo Wars2の続きのようです。

私はHaloのナンバリングは全作プレイしましたが、Halo Warsは1も2も未プレイ。

最初から置いてけぼりです。

敵はコヴナントでもフォアランナーでもなく、コヴナントから分かれた(?)「バニッシュト」という集団。

ちょっとパワーダウン感はあるかもしれませんが、プレイを始めるといきなりマスターチーフがやられます。

負けからスタートです。

4、5でも出てきた戦艦インフィニットが轟沈し、UNSCの負け戦からストーリーがスタートします。

Halo1っぽいですね。1と違うのは、マスターチーフが真っ向から戦って負ける描写があります。

ダメな映画やドラマである「そこでとどめを刺さないから後でやられてしまうんですよ」という展開が、最初から予想されてしまうのです。

個人的には「ええええぇぇ…」という感じ。

それ以降は、お供のパイロット「エコー216」とコルタナに変わるAI「武器」と行動していきます。

最後までキャンペーンをプレイしましたが、この後どうなる?というかどう収束させてどう展開させていくの?と期待させてくれます。

と言いつつも、5からInfiniteに続いたように、ストーリーがそのまま続くかどうかもわからず、ちょっと心配になります。

Halo Infiniteはオープンワールド!

最初の数ミッションをこなした後は、ゼータヘイローを舞台に、好きなところに出かけることができます。

ちりじりになったUNSCの部隊を助けるもよし、バニッシュトの拠点を攻撃するもよし、特定の武器をアンロックできるようになる標的を倒すもよし、です。

最初はマングース(4輪バイク)しか使えませんが、乗り物も増えて決ます。

オープンワールドゲームにありがちな「よし、この目的地に行こう。あれ、途中で何か発見。よし、そっち行ってみよう。あ、途中で別の何かを発見…」となる時もありますが、実はそれほどボリューミーではありません。

オープンワールドと言っても、ウィッチャー3やサイバーパンク2077などを想像するとちょっと肩透かしです。

ストーリー重視のオープンワールドじゃないですよね。

どちらかと言うと「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(BotW)」っぽい。

各地を探索して、武器や乗り物をアンロック、重要拠点を落とすとストーリーが進行、という感じです。

Halo Infiniteの新システム1:グラップルショット

いくつかキャンペーンの新要素がありますが、そのうちの一つで超重要なのがグラップルショット。

ワイヤーですね。

バシュッとワイヤーを出して、地面でも壁でも木でも刺したら、ビューっと飛んでいけます。

このワイヤーアクション、これまでいくつかのFPSやTPS(ロストプラネット、TitanFall2など)で採用されてきました。

このワイヤーアクションが楽しい!

アップグレードすると電撃を付与できるので、「機動戦士ガンダム第08MS小隊」の敵役ノリス中佐のグフカスタムよろしく、移動にも攻撃にも使えるようになります。

敵に当ててしびれさせつつ、ぴゅーっとマスターチーフが飛んで行って、ガツンと殴ったり、Halo5のような衝撃破パンチを繰り出すことができます。

これを使うことで、エリートなんかを殴って撃って殴って倒すことができます。

敵の乗り物にも使え、ワイヤーを飛ばせば確実に乗り物を奪うことができます。

リロード時間をアップグレードすれば、垂直の高い壁も登っていけるようになるので、険しい山でもどこでも行けます。

敵の拠点を攻める時も、ワイヤーを使えばどこからでも攻められます。

この自由度がとてもゼルダの伝説BotWっぽい感じですね。

あと、ワイヤーを使ってエナジーコアなどを拾うこともできるので、戦術の幅は大きく変わりました。

Halo Infiniteの新システム2:乗り物

基地を落とすと、UNSCの拠点となり、そこでは乗り物を召喚することができます。

呼ぶたびにエコー216君がペリカンで輸送してきてくれます。

ワスプ(飛ぶ乗り物)は物語の終盤でしか使えませんが、ワートホグを召喚して、UNSCの隊員を乗せて攻め込んだりできます。

これまでのHaloシリーズだと、自分で乗り物を選ぶことはなく、ステージに用意されたものを使う以外なかったですが、基地ができたことで、装備も乗り物も、自分好みの物を選ぶことができるようになりました。

Halo Infiniteの難易度は結構きつい

Haloシリーズ自体、それほど簡単なゲームではありませんでした。

特にFPSが得意じゃない私は、Halo1だけノーマルでクリアして、その時の教訓を生かして以後のシリーズはすべてイージーでクリアしました。

「さすがに全シリーズやったんだから、Halo Infiniteはノーマル難易度でも大丈夫だろう」と思ってノーマルで始めたのですが、まぁ大変。

前述のワイヤーや乗り物を駆使すると、そこそこいけるのですが、集団戦や狭い空間での戦闘(これまでのHaloシリーズに近い)となると、物量にやられます。

これまでのHaloよりもしっかりとボス敵が用意されているのですが、まぁこのボスが強い。

タワーのボスや、2体同時で出てくるボス、何回リトライしたかわからないぐらいでした。

タワーのボスは序盤なこともあって、ワイヤーでの高速移動を意識するきっかけになりました。

2体同時の時は、オープンワールドなところを活かして、乗り物や装備を探して何とか対応できました。

そしてラスボス。

こいつが超強い。

最初は数秒(比喩とかじゃなく、本当に数秒)でやられ、なんでやられたのかもわからないしまつ。

思わずコントローラーを投げてしまいましたが、結局1時間ぐらいかけてクリアしました。

Halo Infiniteのラスボス攻略

Halo Infiniteのラスボスは3フェーズからなり、

「雑魚たくさん襲来」+「ラスボスと一騎打ち」を1つのフェーズとして、3回繰り返します。

最初の雑魚たくさんはまぁなんとかなります。円形のフィールドで、中央部分にバリアがあって内側にラスボスがいます。

周りのドーナッツ部分を移動しながら、順番に敵を倒していきます。

全て倒し終わると、バリアが取れてラスボスと一騎打ちになるのですが、エネルギー弾みたいな弾をふわぉっと浮かして3発順に放ってくるのですが、2発直撃でリトライです。

ぼーっとしてるとそれだけで終わり。

最初は見てない角度からだったので、本当に何が何だかわからず終わりました。

ボスとの一騎打ちに負けると、そのフェーズの最初からスタートになります。

これが結構心が折れます。

とはいえ何回か挑戦しているとフェーズ3まで行けるようになります。

このフェーズ3が難関で、グラビティハンマーを持って突進してくるブルートと、3体のエリート+雑魚敵が出てきます。

ちょっとでも油断するとブルートに距離を詰められてリトライ。

離れてぺちぺちしようにもエリートが遠距離で撃ってきます。

それがやっと終わったと思うと、前述の数発でやられる攻撃をしてくるラスボスとの一騎打ちです。

ほんと、しんどい。

ラスボス戦全体を通しては、

  • 立ち止まらない(移動はワイヤーを柱に飛ばして高速移動&旋回)
  • 1体ずつ確実に処理
  • ラスボスは攻撃を当てられるタイミングが少ないけどセンチネルビームでちまちま当てる

を守ればなんとかいけます。

Halo Infiniteは期待通りとはいかないまでも良いHalo

Halo Infiniteは、ファンが期待していたHaloとは違うかもしれません。

ストーリーはHaloの新しい「リクレイマーサーガ」の一つというより、外伝っぽいし。

しかも各人のセリフがよくわからない、というか前後がつながっていないと感じられる部分があったりもします。

また、日本語訳が微妙で、セリフと字幕が違うなんて当然。

セリフの字幕が統一されていなかったり、消えるタイミングがおかしかったり、ローカライズが甘いと言わざるを得ない部分も多々あります。

よくある「取り返しのつかない要素」が序盤にあって、あとあと「そんなん気づいたころにはもう遅いですやん」となるところもあります。
(こちらは公式アナウンスで「対応予定」と言われています)

1年待ったのに、というのは正直なところでもありますが、でも「楽しい」

プレイしているだけで楽しい、ってのはゲームとして一番重要な部分じゃないでしょうか。

オープンワールドとHaloという世界観をきちんとつなげ、新しい形のHaloとなったHalo Infinite。

次回作も同様の形なるのか、これまでのような面クリア型になるのかはわかりませんが、しっかりとファンを向いて作ってくれるだろうと期待しています。

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