Xbox Game Passに鳴り物入りで登場した「Back 4 Blood」(B4B)をレビューします!
あの名作Left 4 Deadのスタッフが贈る、4人協力型のFPSで、発表からずっと話題な本作ですが、FPSがそこまで得意じゃないXbox好き管理人にとってはどんなゲームなのか、紹介していきます。
Back 4 Bloodのプレイ感(面白さは抜きにしてゲームの出来具合に関して)
敵はゾンビではない「リドゥン」という寄生虫に乗っ取られた元人。
まぁゾンビみたいなものですし、特殊感染者的な「特殊リドゥン」も出てきます。
大型モンスターも出るので、協力して雑魚をバッタバッタ倒して、デカいのと戦う、というシチュエーションが好きな人には大好物です。
Xbox Series XでXbox Elite Controllerでのプレイなので、エイムに関してはマウス勢には勝てないですし、そもそもFPSが得意ではない、というか下手です。
そんな私でもある程度遊べるように、結構強力なエイムアシストがあります。
LT(PSで言うL2)を押して照準を除くと、結構アシストされます。
そういった遊びやすさはあります。
ただ、最初のとっつきにくさ(カードって何?物資ポイントってどう稼ぐの?キャンプで何ができる?)みたいなのに慣れるのは少しかかりました。
まずはその辺をしっかり説明してくれよ、と思いましたが、結局YouTubeの説明動画を見て理解しました。
ただ、大したバグもなく、オンラインの切断もそれほどなく、ゲームそのものとしては良くできています。
システム的に面白いのか?となると別の話ですが。
Back 4 Blood(B4B)は面白いのか?
L4Dをプレイしたことのある人であれば、とりあえず問題なく遊べる楽しさがあります。
私はFPSが得意じゃない(TPSの方が好き)なのですが、せっかくGame Passに来たんだし、という適当な理由で遊びました。
一番シンプルな感想が「フルプライスで買わなくてよかった」でした。
いや、面白くないわけじゃないんですよ。
協力プレイですし、バンバン撃って走ってなゲームなので、その辺はL4Dと同じく楽しめるゲームです。(L4Dもプレイ経験があるだけで、そこまでやりこんではいないですが…)
能力などが追加されているカードがあり、それを組み合わせることで「リロード超早いショットガン」とか、「サブマシンガンをずっと連射できる」みたいなビルドを組むことができます。
B4Bが微妙だと感じたポイント:アクティブカード
L4Dとの差別化を図りたかったんでしょうね。
キャラクター(クリーナーと呼ばれます)に固有の能力があったり、さらにそれをアクティブカードで追加したりするのですが、何というか、これが残念。
アクティブカードは「物資ポイント」というポイント(通貨みたいなもの)を利用してアンロックしていきます。
アンロックしたカードは、自分のデッキに15枚入れてプレイスタートすることができます。
が、面をクリアするごとに1枚ずつ使えるようになります。
最初に選んだ15枚が上から順に使われるのですが、クリアしないと使えない。
なので、序盤はビルドもへったくれもない状態からしかスタートできません。
後半になれば自分の考えたデッキ構成が活きてくるんですが、それまでは使えない=序盤はつまらん、ということになってしまいます。
説明不足で最初は意味不明だった別のカードに、「廃退カード」というものがあります。
こちらはアクティブカードと違い、ステージクリアごとに追加される「敵が強くなるカード」です。
アーマーを装備した敵が出てくるようになったりと、難易度調整みたいなものです。
これがランダムに選ばれますが、「次の廃退カードが○○なので、次は○○に注意だな」と感じられるレベルの難易度調整かなと思います。
B4Bが微妙だと感じたポイント:物資ポイント
アクティブカードをアンロックするには、「物資ポイント」が必要です。
簡単に言うと、ゲームをプレイしまくって、クリア後にもらえるポイントをためる必要があります。
周回プレイを前提としているので、アンロック要素は必要なのだと思いますが、もろにプレイ時間の差が出ます。
前述のとおり、序盤は使えるカードが少ないので各プレイヤーの差がほとんどありません。
後半になると、どんどん差が出てきます。
強い熟練のプレイヤーがいる状態だと、私みたいなヘタレゲーマーからするとうれしいのですが、熟練プレイヤーからすると私はただの足手まとい。
他のプレイヤーがガンガン敵を倒して進んでいく中、一人でダウンして足を引っ張ります。
じゃあ物資ポイントをいっぱい貯めればいいじゃん、となるのですが、結局周回プレイをすることになるので、下手+カードもしょぼい私が何度プレイしようが足手まといプレイしかできないことになります。
たぶん、それを我慢して自分のリアルなスキルが向上し、ポイントがたまって好きなビルドができるようになると楽しいんだと思うのですが、結局そこまでは至りませんでした。
Back 4 Bloodは個人的には難しかった
前提として、私はFPSが苦手なヘタレゲーマーです。
そんな私の話なので、あくまで個人的な意見としてもらいたいのですが、このゲーム、ムズイ。
特殊リドゥンが固い。それに結構いっぱい出てくる。
ヘタレなのでビギナー(最低難易度)でしかプレイしていませんが、それでも敵が強い。
雑魚敵もたくさん出てきますし、ちょっと油断するとやられます。
エリアごとに全部倒して進むっていうよりは、目的に向かってだぁーっと走って向かう、みたいなプレイが良いのだと思います。
熟練FPSプレイヤーには歯ごたえのある難易度なんだと思いますが、結構初心者お断りなのかな?と思うところもあり、最初の感想「フルプライスで買わなくてよかった」にたどり着きます。
Back 4 Bloodはオンライン前提です
「足手まといになるならソロでやったら?」となるのですが、Back 4 Blood、ソロが意味がありません。
一応ソロ(オフライン)がありますが、チュートリアル的な扱いで、ソロだとカード(能力的なもの)が最初からアンロックされているので、ビルドを試す程度の意味しかありません。
そして最大の欠点は、カードを入手するために必要な物資ポイントが、ソロだと獲得できません。
なので、最初にプレイ始めた時に勝手にチュートリアルが始まりますが、スキップで問題ありません。というか物資ポイントをためるのであればスキップ推奨です。
ストーリー(的な何か)を追いかけたければやっても良いかなぁレベル。
結局、私のようなヘタレゲーマーが物資ポイントをためるには、他のプレイヤーに迷惑をかけつつ、周回するしかないんです。
協力プレイのゲームなんてそんなもの、と割り切ったらそうなのですが、ちょっとくじけたのも事実です。
オンライン協力プレイだけでなく、対戦プレイ(クリーナーとヒドゥンに分かれる)もあるのですが、こちらは未プレイ。
非対称の対戦プレイって、なんだか興味が持てないんですよね…
Back 4 Bloodのレビュー:まとめ
結論から言うと、「Xbox Game Passに入っている人なら一度はプレイしてみよう」です。
Game Passに入ってない人は? L4D好きなら『L4Dとは別物ですよ!』と断った上で、プレイしましょう。
L4Dとは似て非なるものになっているので、そのあたりも理解しておきたいです。
ビギナー(最低難易度)ではクリアしましたが、結局クリアした時は、一緒にプレイしている人たちがどんどん抜けて行って、BOT(コンピュータ)が操作するキャラとの共闘になりました。
結局ソロじゃねぇか。
ええ。でも、この方が楽だったことに気づきました。
4人プレイだと、リドゥンが増えるんですよね。私一人+BOT3人だと、リドゥンが少なく、足を引っ張ることを気にすることもなく、快適にプレイできました。
ちゃんと物資ポイントももらえるし。
「ソロで物資ポイントをためて、ゲームが上達してビルドもできるようになってからオンライン協力プレイ」ができるようになったら良いなぁと思いながらビギナーをクリアして終わりました。