Outriders(アウトライダーズ)【Xbox版】レビュー!ハクスラ系TPS!キャラメイク+カバーアクション+特殊能力なSFアクション!

Xbox Game Passに発売日から追加された「Outriders(アウトライダーズ)」

体験版が配布(Insider)時は、エラーでろくにゲームも遊べない、という状況で、ク○ゲー臭漂うスタートで、リリース後もしばらくはバグが多く、フリーズしたりサーバーにつながらないなどがありました。

今では普通に遊べるTPSなので、ハクスラ系のTPSが好きならはまる可能性大です。

「Outriders(アウトライダーズ)」をレビューします!

Outriders(アウトライダーズ)はキャラメイクが豊富

Outriders(アウトライダーズ)を始めて最初に行うのは、クラスの選択とキャラメイクです。

クラスは4つありますが、一長一短がある+どれを使ってもそこそこ強い、ということで、深く悩まずに気分で選んでOKです。

クラス固有の実績がないので、個人的にはすごく親切なつくりだと思いました。

キャラメイクで性別からいろいろ選ぶことができます。

私の場合は一から作るのが面倒だったので、ランダムで作って、ちょこちょこいじって完成でした。

このキャラメイク、FPSのゲームと違って、自分(キャラクター)が常に出てきます。

なので、変な恰好にしてしまうとストーリーでもその顔です。

逆に、気に入った顔が出来れば、その顔でずっとストーリーが進められるので、それだけでも楽しいので、気合を入れてお気に入りの顔を作りましょう。

装備がそのまま反映されるので、スペックは高くても変な装備はしたくないところです。特に頭(顔)は。

でも、このOutriders(アウトライダーズ)、頭だけ反映させない、ということができます。

なので、フルフェイスの頭部装備であっても、反映をオフにすると、自分が作った顔が表示されます。

個人的にこの機能は超お気に入りでした。

ストーリーのあるTPSで、キャラメイクがあり、しかも顔だけ装備を反映させなくてよい、というのは斬新でとても快適です。

この機能、ぜひ他のゲーム開発者さんも取り入れてください!

先日プレイしたバイオミュータント、キャラデザができても頭部装備に結構厳ついのがあって、スペックが良いので装備したいところですが、見た目が怖いお面みたいなのだとそれだけで萎えます。

開発者本位じゃなくて、プレイヤー本位のこういう機能は良いですね。

Outriders(アウトライダーズ)には投てき系がないカバーアクションTPS

XboxのカバーアクションTPSといえば「ギアーズオブウォー」シリーズが有名です。

カバー、射撃、出てこなければ投てき(グレネード)、頭が出たら射撃、みたいなスタイルです。

カバーアクションがあるOutriders(アウトライダーズ)もその系統なのかなと思わせておきながら、投てき系がありません。

しかも敵さんは結構カバーで隠れています。

ギアーズと大きく違うのが、カバー中に照準を合わせて、エイムして射撃(遮蔽物から身体を出す)すると、なぜか照準がずれます。

ちょっと出てる頭を撃ったりもできません。(判定が甘い)

なので、カバーからこそこそ、というよりは、カバー状態で我慢しながら、相手が身体を起こしたら撃つ、みたいなスタイルです。

しかしここで問題があります。

まず、相手が体を起こすタイミングが少ないです。

棒立ちで待っていると、えらい大量の射撃を食らうことになるので、カバーで待ちながら…… となるのですが、前述のとおり、照準がずれるので、相手が立った瞬間にこちらも立って、照準を合わせて当てていくしかありません。

これがムズイ。エイムの加速度も癖があるようで、うまく当てにくいです。

しかもまだあります。

敵はバンバン投てき攻撃してきます。

こっちが一か所で隠れていると、バンバン飛んできます。

立ち上がるとハチの巣。

マルチ前提なのか、敵の数も多いし、相手の弾幕もえげつない時があります。

……どないせいちゅうねん。

序盤はこれが本当にストレスで、「このく○ゲーがっ!!」と言いながら何度も同じところをリトライしていました。

でも実はこのゲーム、投てき系がないところを、スキルで補います。

3つまでクラス固有のスキルをボタンに割り振れるので、この使いどころがわかってくると、非常に楽しくなります。

私は「デバステーター」というタンク系の防御にシフトしたクラスを使用していましたが、このクラスの「アースクエイク」が超強い。

地面を殴って、衝撃波というか岩の波みたいなのを前方に発生させるのですが、カバーしている向こう側に当たります。(障害物を貫通する)

自分も敵もカバーしている状態でも、攻撃を当てることができるんです。

モジュールを付けると2連発できたり、射程距離を延ばしたり、クールダウン時間を短くしたりできるので、前方にある程度敵が固まっていればバンバン使って行けます。

射程距離がそれほど長くないので、そこそこ接近して使う必要がありますが、序盤から終盤まで、ずっとお世話になりました。

そう、このゲーム、射撃よりもスキルを以下に使うか、がポイントだったのです。

飛んで攻撃するスキルなんかもあるので、敵に囲まれた時に遠くの敵めがけて飛んで行って、緊急回避的に使ったりもできます。

投てきがないってどうよ?と最初のイライラは、スキルのうまい活用法がわかることで解消されました。

Outriders(アウトライダーズ)は難易度が高い

Outriders(アウトライダーズ)、先ほど少し言ったように、難易度がマルチ前提なような気がします。

とりあえず敵が強い。

Outriders(アウトライダーズ)には自分のレベル以外に、ワールドティア(難易度)があって、別の経験値としてカウントされています。

ワールドティアを上げた方が落ちるアイテムのレベルも上がりますが、敵も強くなります。

クリアできないところはワールドティアを下げると勝てないことはないのですが……、そういうのってちょっと負けた気がするじゃないですか。

結局その時点で最高のワールドティアで戦うのですが、この自分ルールで行くと……

1.勝てない。レベルを上げよう

2.レベルを上げていると同時にワールドティアのレベルも上げられるようになる

3.敵が強くなる

1にもどる

という状態になる時があります。

もちろん、その間により強い武器や防具、モジュールで倒せるようになったりはするのですが、序盤はワールドティアを上げても敵は強くならないのでサクサク行きますが、中盤くらいから上記の状況に陥る時があって、そこそこイライラします。

結局レアアイテムを落とすボスキャラを周回して倒していくしかなくなります。

ただ、この自分のプレイスタイルに合わせたビルドができるようになると、Outriders(アウトライダーズ)が非常に面白くなります。

ちなみに私は、ラスボスを最高のワールドティアで倒すことを諦めました……

ControlのDLCをプレイした時も同じような状況になりましたが、結局ワールドティアを下げて(難易度を下げて)、ゴリ押しで倒すという何の面白みもない戦い方でした。

それでもちょっと苦戦したほど、私の腕前はハナ○ソです。

Outriders(アウトライダーズ)のビルドが楽しい

自分のプレイスタイルに合わせてスキルをビルドしていけるのがこのOutriders(アウトライダーズ)の最大の楽しみだと思っています。

ドロップの装備もそうですが、装備についているモジュールで、スキルを強化していけます。

バンバンスキルを使うスタイル、スキルを使うと回復できるようにして、ゴリゴリ押していくスタイルなど、自分らしい戦い方ができます。

何度もリトライするような場面があっても、一旦ビルドを見直すと、クリアできるようになるところがたまりません。

そのおかげで周回プレイも苦にならないですし、もうちょっと強くなるまで……と思うと時間を忘れてプレイしてしまいます。

Outriders(アウトライダーズ)のストーリーはガチSF

個人的にSFは大好物です。

ネタバレしないためにあまり言及しませんが、地球がもうだめになって(理由はよくわからない)、移民船団が移住できる星を探してようやくたどり着いた星で、アホなリーダーのせいで安全確認しないまま降下してしまい、結局人同士が争う、みたいなストーリーです。

変異者(主人公含む)がいて、変な能力を持っていたりして、いくつかの勢力が生存をかけて争っています。

「いや、お前ら、人間同士で争っている場合じゃないじゃん」と思うわけですが、たぶんいろいろあったんでしょうね。

旅の仲間みたいなのも増えていきますし、メインストーリーは移民船団の墜落した船に向かうことで、道中にいろいろあります。

ジャングル、スラム、WWIIみたいな塹壕戦、研究所、古代遺跡、土の壁でできた原住民の村、砂漠など、シチュエーションはいろいろあって、飽きることはありませんでした。

サイドクエストみたいなものや、討伐クエストみたいなのがあったり、あまり飽きることなく進めることができました。

Outriders(アウトライダーズ)の収集物は全部集めなくてOK

個人的にこれは超プラスポイントです。

収集物はたくさんあります。

過去の記録文章や、小物など、いろいろあるのですが、収集率100%は実績にありません!

全部集めなくて良いんです。

マップを見て探索はするのですが、取り逃していても特にダメージがない、というのは個人的にすごく気が楽でした。

同じステージを周回することもできますし、クリアしたクエストも何度もプレイすることもできます。

ほとんどの場合、何かを収集するというよりはレベル上げの目的でしか周回しないので、私が個人的に大嫌いな収集作業ではないので、いやにはなりませんでした。

ああー、他のゲームメーカーさんもこの仕様を導入してくれないかなぁー!(切なる希望)

Outriders(アウトライダーズ)のレビュー:まとめ

バイオハザードリベレーションズの本編ともいえる「レイドモード」にはまった人なら、Outriders(アウトライダーズ)はツボだと思っています。

武器だけじゃなくてスキルとビルドで強くしていくので、良い武器とその強化を繰り返すレイドモードとは違いますが、周回プレイ、強アイテムを拾う、そのアイテムを使ってさらに周回、というところはまさにハクスラです。

SFで、TPSで、ハクスラで、という組み合わせはあまりないと思いますので、この3つに興味がある人はぜひプレイしましょう!

ちなみに私は全部ソロで全実績解除まで行けたので、ソロ専の人も安心です。

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